10.3.13 石井文得
ハドソンに引っ越してきてから3ヶ月が経ちました。
季節で言えば、一年の四分の一なので、夏が秋に変わった頃ですが、ニューヨークから北上2時間、北緯42度に位置する人口6千人ちょっとのこの町では、密かに心の中で冬支度が進んでいます。
野道に咲く花たちに、大きく育った衣を替えて行く草木たちに、そして、夏の間食べていた、新鮮な野菜たちに、少しずつお別れを言いながら、大きな秋の空を見上げて、時間の経過を鳥とともに唄っております。
13年間住み続けたブルックリンから離れること、ましてやその前の東京で過ごした環境、時間も考慮すると、この転換はかなり思い切ったムーブになりました。
といっても、思い立ったら吉日で、きっかけはどうあれ、この人生の舵の切り替えで、思った以上に、まるで当たりくじを引いたように、ゆっくり、マイペースな平和な生活が送られています。
他にもここに記したいことはやまやまですが、書き始めると長くなって、永遠に出せない告白の手紙の様になりそうなので、取り敢えず、この辺りで一旦通信の開通を祝って、ブログ一回目、パブリッシュしたいと思います。