オリンピア通信 2

5.29.19 石井 文得

スマホはいらない
ネットもいらない
自由にしてくれ 頭と心
奴隷じゃないんだ
自ら監視
自由にしてくれ 頭と心

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久々のジャーナルである。

我が子はすくすく元気に腕白に成長し、この夏で3歳になる。子供に負けずと、肉体は反比例する歳の重ね方をするよう、母は努力をしないといけない。

ニューヨークの同世代の友人Sちゃんが、スレンダーなぽっこり出た妊娠7ヶ月のお腹でハーフマラソンを完走した。衝撃である。トライアスロンや、100キロマラソンを走るハレクリシュナ・パンクG君に感化され、私も去年からまたジム通いを再開。でもせっかくだから大胆にそろそろハーフマラソンを目指してみたい。 できるだろうか。新しい目標ができると生活が変わって面白い。変化は良い。あまり無理をしないように、目指してみよう。

出産という大きなクリエィティブな出来事を通して、私はすっかり、今までの自分にとって必要だった制作意欲の火が小さくなった。理屈で考えれば、それは良いことである。子供を第一に。自分のことばかりに今まで通り集中していたら、危険なものがあちこちある子供の安全もままならず、やはり母親の愛情を100パーセントで注ぎたい。

だけど、まだ、燃えてる。か?小さいけれど、燃え続けている。火。情熱。インスピレーション。

制作するにはまとまった時間が必要だけど、もちろん、なかなか今は作れない。いや、作らない。

仕事をどんどんしているお母さんたちも、パートに出ているお母さんたちも、シングルペアレンティングで何とか日々送る母さんたちも、おじいちゃんおばあちゃんがそばに居ないお母さんたちも、みんな、それぞれの母親奮闘記がある。いや、お父さんで育ててる人もいるだろう。そして、母親ではない女性も、父親も、父ではない男性も。それぞれ、毎日が奮闘でもある。

私たちが住むオリンピアでは女性が外で働き、赤ちゃんの面倒を見ている父親の姿も珍しくない。アメリカではそういう家族形態も日本に比べれば少なくないだろう。リベラルで、自分なりの生き方を主張しやすくサポートしてもらいやすいこの街では、同性結婚、または、性転換などで、一言ではまとめらない、いろんなタイプの”親”に遭遇する。そして、ジェンダーに対して敏感すぎるとも言った、子供を男女のバイナリーで隔てない親もいたりするので、sheかheかどちらで呼べばいいのか迷ったりもすることもある。我が家のように新しく移り住んだ核家族でも、顔をよく合わせる近所の友人たちが喜んで面倒を見てくれもして、助け合っている。少し村的なコミュニティー感もある我がオリジナリティーの高いオリンピアの子育て生活は、のんびり、緑に囲まれて、豊かな時間を過ごせる。

それでも母は、時に悩む。

このままで良いのか。
やるべきこと(やりたいこと?)が、山積みになっている(気がする)。
でも、やはり子供が一番だ。

アヒルの子のようにどこでもトコトコ母についてきたのもつい最近まで。我が家では未だ頑なにスクリーンタイムを0近くになるよう、 スクリーンに頼まない子育てをしている。ラジオは聞くが、もともとテレビもない。この家に引っ越してきてからインターネットも引いておらず、使うのはスマホのデータだけである。それももう、キャンセルしようか、このところ迷っている。 いろいろなことが便利になっただろうが、静かな20世紀が懐かしい。息抜きとはいえど、スマホを眺める時間にはうんざりする。

テレビの代わりに、役者になったように少し大げさに本を読んだり、バンジョーとギターでカジュアルなファミリーコンサートを開催したり、相変わらず下手な絵を描いたり、庭に出て畑仕事に精を出したり、収穫した野菜で料理を作ったり。子供とは本当に親を見て育つもので、自分なりの掃除もするし、 楽しくミミズに話しかけるし、ウクレレを弾いてパレードするようにもなった。

そんなこんなの毎日で、ギター練習もおざなりで、2年前からやりかけているカーテンの刺繍もなかなか進まない。でもこれからは、捧げよう。私の残り時間。静かな制作作業に。

経験者は言う。この時期は戻ってこないのだから、精一杯子育てに力を注げばいいのだ、と。今焦っても仕方ない。いや、いつでも焦りませんように。三つ子の魂百まで。たしかに、毎日我が子とデートだと思って、楽しいところへ出かけ楽しもう!

ベストであると思った助産師さんによる水中分娩で、できるだけ自然の出産をした。スタート地点も大切だけど、この時期もとても大切なのだ。

今朝、一人ベットを抜け出し、主人の愛読する詩集をコーヒーと共に読みながら、静かな美しい時間を過ごせた。一瞬だけど、心が洗われ、神聖な心の場所が見つかったような気がした。それも束の間。すぐに母を探しに起きてくる子を抱き上げ、長い1日の始まりである。

我が家のDIY畑の野菜も大きくなってきた。今月は頑張って曲仕上げるぞ!

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去年の夏の畑の様子。土遊び楽しいよね。

追伸 先月実家に帰り、東京での子連れ生活をまたまた経験した。とても大変だった。車移動のできる車社会のアメリカ。東京は行き交う人の多さも何十倍でもあるし、特にベビーカーでの電車の移動、エレベーターの上り下りも、一苦労。こうなるとさらに精神的自由な空間も限られ、自然も少ない。次の世代を担う我が子たち。愛情に溢れた平和で健全な子供時代を過ごせますように。そしてお母さんたちが楽しく子育てができる環境がもっと生まれやすいように、手を取って取り組みませんか。

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近所のおばさんカップルの理想的なワイルドなお庭。通り過ぎた時に少しお話ししただけなのに、わざわざたくさん苗を分けて届けてくれた。オリンピアってとても親切な人が多い。心にゆとりがあるんだな。

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